※この記事は、全5回シリーズの「機械式時計の魅力」第4回目です。
機械式時計を長く楽しむために – メンテナンスと愛着の育て方
機械式時計は、ただ身につけるだけではなく、定期的なメンテナンスを通じて長く付き合うことができる特別な存在です。そのプロセス自体が、時計との絆を深める要素にもなります。
1. 定期的なオーバーホール
機械式時計は、精密なパーツが複雑に組み合わさって動いています。そのため、数年ごとにオーバーホールを行うことで、時計の性能を保つことができます。オーバーホールは、内部の油の劣化を防ぎ、歯車やゼンマイの摩耗を最小限に抑えるために重要です。
2. 日常的なケア
日常生活でも、簡単なケアを心がけるだけで時計を美しく保つことができます。
- 水に注意: ヴィンテージウォッチは、経年劣化によって防水性が失われていることが多く、極端な湿度や水分に弱い傾向があります。そのため、防水性がある場合でも、水仕事や手洗いの際には時計を外すことをおすすめします。内部のパーツが錆びる原因となるため、大切な時計を守るためにも、水との接触は避けるよう心がけましょう。
- クリーニング: 時計についた汗や汚れはすぐに拭き取ることが大切です。特にプラスチック風防は傷がつきやすいため、強くこすらずに柔らかい布で優しくケアしましょう。
3. 保管方法の工夫
機械式時計を使用しないときは、適切な保管が大切です。風防やケースに傷がつかないよう、専用のウォッチケースや布に包んで保管することをおすすめします。また、自動巻き時計を長期間使用しない場合は、ワインダーを使用すると便利です。
4. 時計を通じた時間との向き合い方
機械式時計を持つということは、ただ時間を知るためではなく、自分の時間を大切にするきっかけでもあります。日々の生活の中で手巻きをするひとときや、針の動きを眺める時間は、心を落ち着かせる瞬間となるでしょう。
Written by KEN
機械式時計が持つ魅力を、手元で感じてみてください。
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